夕飯作りに思うこと

今日の献立は何でしょう
今日の献立はギョウザです
ギョウザ作りは面倒です
野菜細かく切るだけでも面倒なのに、
お肉と材料混ぜたあと
一枚一枚ひだを作りながら包んでいく
この度重なる工程が面倒です

そしてギョウザは
私が野菜を切り刻み、混ぜ混ぜして
一枚一枚頑張って詰めて焼いたのに
作った半分の時間で
家族が食べ終えてしまいます。

それでも私は作ります
面倒な工程をいくつも乗り越え
家族のために作ります
なぜなら家族みんなの大好物
餃子を作る行為そのものが私にとって愛情なのです
少しずつ具を皮に包むことも
意味が無いと薄々気が付いていながらも
何となく作ってしまうあのひだも
作る工程すべて私にとっては愛なのです

だから私はギョウザの時は本気です。
切るときも、混ぜるときも、包むときもひだを作るときも、心を込めつつ、
自分でイタい奴だなと思いながらも
心の中で材料たちに話しかけます。

『食べる人みんな幸せになれるように』
『おいしくなーれ』
『ニラさんキャベツさんありがとう』
『みんなのために豚さん死んでくれてありがとう、おいしく食べるからね』

こうして出来上がったギョウザは
やはり作った半分の時間で食べられ
頑張って作ったひだに至っては
お皿の下に隠れ、見られることさえなく口に運ばれます。
やっぱりあのひだ、いらないじゃん
そうやって
ギョウザ作りのためにエネルギーと情熱と時間を使い果たした私は
サブのおかずを作る気などせず
ギョウザの大皿をどんと置いて

『どうぞ召し上がれ！！』

おいしいって言ってくれるから
やっぱりまた作っちゃうんだよな～
お母さん、頑張っちゃうんだよな～

最後まで見ていただきありがとうございます。みなさま、ステキな今をお過ごしください☆

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