今を重ねる

14歳年上の夫と8歳・6歳の子供たちとの今を楽しむ暮らし

家族内で発覚した不正事件

ここ最近の私の日記には
娘のことの素敵な光にスポットライトを当てていた内容が多かった。
実際私の目にそう映るものを書いていただけなのだから
ウソではないのだけれど。

でも、ここ半年間結構定期的に
娘のことでずしんと沈むことがあったことをここに記すとする。

それは、娘の算数の宿題連続不正事件である

娘は算数が苦手だ。
いや、どうやら苦手というか、
拒否反応がでるくらいやりたくないようだ。
頭を掻きむしったり、蕁麻疹みたいなのもこの前出た(笑)
どうやら習った単元のやり方は一応理解しているのだが
とにかく「計算がめんどくさい」らしい
なぜ何度もかけたり足したり引いたりしなくてはならないのか
何度も何度も・・・・

彼女の体はSOSを出しているが、宿題ですからせざるを得ない
私はどこかで『やればできる』という価値観を持っていたのだ。

でも、その私と彼女の価値観の不一致というか
私の彼女の性格の理解不足故、
とんでもない?事件が発覚したのは3か月前。
なんと三年生の3学期の計算ドリルほぼほぼテキトーに
数字を当てはめて計算せずに提出していたのだ!!!
少なくとも今年一月からの不正である
これは罪が重い。

先生は答え合わせは自分でとのことで、
答え合わせする時間に答えを渡す方式なので
いちいちチェックをしないということを利用して
この方法を編み出したとのこと。

確かに娘は宿題をするとき、
「集中してすぐ終わらせたいから」と言って部屋に籠っていたな。
私は、「成長したな~」と感心していたものだ
まんまと裏切られたわけである。


子供を信じることは間違いだったのか!?と自己嫌悪。
そして娘の人格を疑う。
平気で数か月ウソをついていたあなたに
心の痛みはなかったのかい?!?!?!

娘の光と影の部分を私なりに受け止め、
家族会議を開き、娘を諭してまずは落着したのだが。

先週も実は発覚してしまったのである。

怒るのではなく、娘の気持ちをさぐると、
「せっかくやりたくない算数をやるという方法(うその数字を書く)を自分の中で編み出したのにお母さんに見つかってムカつく」
これは衝撃だった。
なんと不正を悪びれていないのだ。
最初から先生に見つかればよかったのか。
蕁麻疹は出る、計算途中に暴れだす、嘘を悪びれない。
このままだったら娘はゆがむ。
算数はそこまであなたを追い詰めていたのか~~~

結果、私の出した結論は
「算数の宿題のみ、自分の限界を超える量の場合は宿題をしなくてもよしとする」
「娘の『算数の宿題全部を無理してしなくてもいいんだ』という安心感を与える」
「それを母の私が先生に伝えるから、わざわざ不正をしなくてもいい」
これの結論は
私の常識を破る勇気そのものだった。

すると娘は笑顔を取り戻し、
「算数の宿題以外はもちろん全部頑張るよ。ありがとう!!」とのこと。
そしてそれ以降の宿題は、問題が少なかったせいか
全部やり遂げていた。


人には個性、特性というものがある
「がんばればできる」「やればできる」に当てはまらない人がいる
それを私が認めたくなかったのだ。
頑張れば娘もできる。
ウソを覚え、身体にSOSが出ている状態でだったら可能だ。
いや、ただの娘のわがままなのかもしれない。
でも、やっぱり人の道徳観を崩壊してまで
算数の宿題をやらせたいとは私はどうしても思えなかった。

急遽個人懇談を先生に希望して、近々説明にいこうと思う。


最後まで読んでいただいてありがとうございます
素敵な今をお過ごしください☆☆☆