今を重ねる

14歳年上の夫と8歳・6歳の子供たちとの今を楽しむ暮らし

コンプレックスを解放する

最近自分のコンプレックスだった、人には話せないことを
話せるようになったのはすごく喜ばしいことだと思っているので
(つまり、コンプレックスとして隠したいという気持ちが無くなった・事実で~すとしか思わなくなったということです)
そのことについて今日は綴りたいと思っています。


さて、
自分の過去を話せるようになったのはつい最近です。
私は少なくとも独身時代は実家、自分が生まれた環境に対してめちゃめちゃコンプレックスでした。

①農家で貧乏であった(祖父のやんちゃ行動連発で借金もあった)
②祖父が数十年浮気しまくっていてたまにしか家に帰らない
③両親が新興宗教に入っていて、20歳くらいまでそのしがらみが取れなかった
2歳上の私と気が合わなかった姉が高校生の時妊娠・出産→5年ほど父から勘当されてた


すぐ今思い当たるのはこの四点ですが、
これを他人へ悩みや相談みたいな重苦しい空気ではなく、
笑いながら話の流れで軽く話せるようになったのは本当につい最近です


詳しく話すと全部すごーく長くなるので端折りますが、
結局今、このことを話せるのって
物理的な距離と時間薬だなと思います。

そのおかげで、受け入れ赦すということができたと思います。
家族を特別な近い存在として考えずに、
一人の人間として尊重するというスタンスに思ってから、
すべて色が変わったように受け入れられるようになりました。
ただ一緒に住んでいるだけで、血が繋がっているというだけで、
私の価値観と一緒のはずはないのです。




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私は価値観の合わないもの・受け入れられない事を排除しようとするところがあって、
ひどいときは私は姉の存在を消して4人兄弟じゃなくて3人兄弟として友達に言っていたし、
農家だというのを恥じていてなるべく隠すようにしていたし、
宗教という響きを聞いただけで冷や汗が出たし、
貧乏だと認められなかったし、
『こんな田舎出ていきたい、帰りたくない』と思っていたし、
『我が家は普通』というのを友達の前で保つことに必死だったし、
祖父の悪口を言って祖父以外の家族との調和を維持する時期もありました。


でも、一見修羅場満載の実家物語を経験したからこそ、
経験値はもちろんアップしたし、
人の心情や背後にあるものに思いを馳せられる多角度的視野も備わったはずです!!
特に宗教自体めちゃめちゃ考えて一人悶々と向き合った経験があるのはすごくよくて、
あまり偏見を持たずに客観的に人の心理と宗教観とか捉えられるのはすごく身軽です。
今となっては
あんまり重苦しくも捉えていなくて、
すべてフラットに耕されました。
つまり、人の価値観はそれぞれってことです(笑)
みんなちがってみんないいのです、家族だってちがうのです。
多様性です、好きなこと違うんです。はい。
やりたいようにやっちゃう家族なのです、うちの実家は。

naonanone.hatenablog.com


それでも結局はずっと修羅場は続かないもので、
姉と私の関係は、正直価値観は違いますが彼女の考え方や生き方を尊重しているせいか、
大人になったほうがよく話をするようになったし、
両親は趣味の宗教二人で楽しんでいますし、
借金も祖父の年金とかでやっと返済できたようですし、
祖父も足を悪くしてから女遊びは控えたようで、それからいまは基本寝たきりになってボケちゃったおじいちゃんになっちゃったのです
そんな祖父を受け入れ面倒見ている両親は普通に尊敬します。


人には私の経験以上の色々な悲しみや辛さを経験している方ももちろんいるので
それを全部軽く考えているというわけではないです。
そしてこれからもっと受け入れがたいことを経験する可能性ももちろんあります。
でも、変に自分の強いこだわり(見栄や人からどう思われるかなど)を持って作り上げるコンプレックスとは
私はさよならしていきたいなと思っています。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。
すてきないまをお過ごしください☆☆☆